自分らしく生きている方にお話を伺う企画「らしさびゅ~」
自分らしく生きる方から見える世界(view)を知ることができるインタビュー記事です。
第1回目は、ルビーイン株式会社にお勤めの、野口凜太郎さんにお話を伺いました。
野口さんは、自分の理想を追い求めて新卒入社した企業を7か月で退職し、ルビーイン株式会社へ転職したそうです。
野口さんはなぜ転職するという決断を下したのか、また、彼の考える『自分らしさ』とはいったい何なのか。
過去の野口さんの考え方や転機となった出来事と共にお話しいただきます。
プロフィール
野口 凜太郎(のぐち りんたろう)
1997年4月9日生まれ。出身は新潟県で、高校まで新潟県に居住していた。東北大学を卒業後、社員数1,000人ほどの人材系企業に新卒入社。代表から声が掛かったことに加えて「もっと人の人生に介入したい」という思いのもと入社1年未満でルビーイン株式会社に転職。現在は1号社員として事業と組織の両面を幅広く担当している。
「人の人生に介入したい」という思いについて
– 『もっと人の人生に介入したい』という想いは、どういった経緯からですか?
自分の存在意義を感じられる時が『何かをしてもらってありがとう』と言われるレベルの時ではなく『あなたのおかげで人生が変わった』と言ってもらえるくらいに出会ったことで良い影響を生めた時だからだと思います。
『人の人生に介入したい』という思いは、就活の時の自己分析を通じて発見しました。過去の自分を振り返った時に、その人のこれまでを聞き、その人を前向きにするために考え、行動に移している場面が一番頑張れているんじゃないかと思えました。そこから、自分は『人の人生を聞き、人の人生に介入する』ということに自分らしさを見い出すようになりました。
自分らしく生きられていなかった時のこと
– 『自分らしく生きられていなかったな』と感じていた時はどのような状況のですか?
人からの見られ方を気にしていて、それが自分らしさを欠如させていたなと思います。人生の時間の使い方に素直になれていなかったです。
自分がやりたいことがあっても、『かっこいいから』という感情を優先してしまっていて。その思考が、仕事選びにおいてとても邪魔をしました。例えば、ベンチャーのほうがカッコいいとか。こういう思考を持っている状態だと自分のしたいことがやれないので、自分らしく生きていると言えないと思います。多分、その生活を続けていたら、今の自分は不幸だったんじゃないかなと思います。
– なるほど。ちなみに私生活はいかがですか?
自分は基本『仕事or彼女』という感じで生きているんです。
なので、私生活でというと彼女との関わりあいが中心になってきます。彼女に対しては定期的に彼女の人生を聞いていたので、自分らしく振る舞えていたと言えると思います。
自分らしく生きるきっかけになったこと、現在の生き方
– 自分らしく生きるきっかけになった出来事はズバリ、なんでしょうか?
ズバリ、転職です。人とかで言えば千手さん(ルビーイン株式会社代表)ですかね。
– なるほど。やはり転職は大きな転機だったんですね。
もし野口さんが『今どのように自分らしく生きていますか?』と聞かれたら、なんと答えますか?
日々の時間の使い方や、自分がやっている仕事が、自分の生き方とマッチしているかは常に意識しています。
仕事に関しては自分らしい生き方に近い内容だから良いですが、プライベートの面でも、例えば人と対面して話すときにその人の人生について深堀してみるなど、自分の生き方に合った時間の使い方をするようになりました。そうしたら、『今日もいい一日だった』と言える日々を送れるようになりました。
現在の仕事の作業自体は人の人生に介入しないんですが、間接的に、人の人生に介入できるようになればいいなと思いながら、仕事をしています。
– ありがとうございます。それでは、自分らしく生きられずに悩んでいる方に向けて、そういった方が一歩踏み出せるような何か(モノ・人・経験etc)があれば、教えてください。
まずは、SF系の作品です。時空がゆがむ系の作品を見ていると、自分が大事にしていることや見られ方について『しょうもないな』って思えるようになります。
本で言えば、「ラッセル幸福論」と「働くことの哲学」です。
前者は、宇宙規模で物事を考えてみたら自分の考えていることはちっぽけだよ、ということに感銘を受けました。後者は、労働の歴史や資本主義について書かれている本で、仕事=人生を豊かにするための手段というメッセージが印象的です。
さいごに
– では、最後に自分らしく生きられずに悩んでいる方へ、メッセージをお願いします。
「自分の弱みや人には言えないこと・就活だと悪い評価になりそうなことなどのネガティブなことをちゃんと人に言えるようになること、その前に自分で認めてあげること。
これができれば、自分に自信が持てるようになると思います。現職での大きな発見です。」
– なるほど。自分で自分を受け入れることで自信をつけていく。大切ですね。本日はありがとうございました!
まとめ
いかがでしたか?
野口さんは「人からの見られ方」にとらわれていた時代を経て、「転職」という大きな出来事をきっかけに自分らしく生きることができるようになったそうです。
野口さんからの言葉は「自分の弱さやコンプレックスを自分が認めてあげて、人に言えるようになること。そうすれば、自分に自信がついて自分らしく生きることができるのでは」とのこと。
この記事が、あなたにとっての「らしさのきっかけ」になりますように。
ではまた、次回の記事でお会いしましょう。
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